パパ募集

30代でようやく自分のお店を持ちました。小さいお店で女の子は3人を雇い、カウンター5席とボックス席が3つある小さなお店。今まで、夜の仕事でたくさん稼ぎお客様も付きこれなら自分の店を持った時にやっていけると思っていました。開店日の時はたくさんのお客様がお店にやってきて、臨時で自分の友達にも働いてもらったりと、盛大に盛り上がりました。

ところが店の場所が悪いせいか、店が開店してから3年後には徐々に客足が途絶えてきました。このままでは女の子の給料を払えるのが厳しい。私は密かにパパを探すしかないと思いパパ募集をすることにました。お客様がきてできるだけアフターにも行ったり、店の休みの日にもお客様と食事したりとパパ募集してから少しずつ私に援助してくれる人が出てきました。
主婦のパパ活
もちろん、身体の関係だけにはなりたくない私は、お客様がパパではなく愛人になって欲しいと言われてもうまくかわしたりとしていました。

それから1年後。パパ募集をしていた私ですが、パパより彼氏が出来ました。相手は店のお客様。絶対にお客様と恋愛関係にはならないと思っていましたが、彼の誠実さに惚れてしまい今度結婚することになりました。そして、これをきっかけに店も閉めることにしました。

お店最後の日は、今まで通ってくれたお客様や久しぶりに顔を見せに来てくれたお客様など、開店の時と同じくらいお店は盛り上がりました。色々あったけれど、私はとても幸せな人生を送っているなと改めて感じました。